最後の晩餐

最近食べた物ではまっているものに“かつや”のカツカレーの梅がある。

“カツカレー”は松竹梅とあり、松も竹もカツが多すぎるので×で、梅が現在の私にはちょうど合っている。

二ヶ月程前、カツカレーがひどく食べたくなり、初めてかつやに行ってから“中毒症状”となっている。

最近では必ず1週間に2、3回は行っている。

備え付けの大根の漬物をたっぷりと添え、まだアツアツのカツを

ふーふー言いながら一気に食べる。

どういうわけか、いつも100円の割引券をくれるので、510円しかかからない。

食べている時は、まさしく至福の時を味わう。

生まれつき貧乏性のせいか、どんな高級料亭のコースも和牛のステーキのコースも高級中華もうまいとは感じなくなった。

その他に、と言えばデニーズのレーメンセットと戸塚の支那そば屋のラーメン、と安物ばかりで、つくづく安上がりに出来ていると自分でもほとほと感心する。

飲み物ではスタバの“ピーチインピーチ”にはまった。

これは夏期限定で、やはり“中毒症状”となり、多い時は一日に3杯も飲み、時々欠品になる時は「多目に頼まなきゃダメじゃない」とか言って、小田原、南足柄のスタバの間では、さぞかし有名になっていたのではないかと推測している。

戸塚のラーメンの支那そば屋はらいおん歯科のある“サクラス戸塚”の真裏にある。

2年程前に亡くなった“ラーメンの鬼”の佐野実の支店で、とにかくうまい。

以前、らいおん歯科戸塚の受付チーフのKさんが「しょっぱくてまずい」と言ったが、この人“味盲”ではないかと思う程だ。

これも時々“中毒症状”が出て、どうしても食べたくなり、らいおん歯科に寄らずに、ラーメンだけ食べて、箱根と戸塚を往復して、帰る事がある。(戸塚医院の人、すみません。もしくは喜ぶか)

 

父方の祖母は、ロサンゼルスに40年間いて、かなりの美食家だったが、死ぬ前には認知になったのか、天丼を毎日およそ2ヶ月間食べ続け、母あたりは、あれを食べなくなったら危ないと言っていたが、その通りで、食べなくなって三日後にぽっくりと亡くなった。

私も最期の日に何を食べたいのかと言われれば、上記を、朝昼晩と食べわけ“我が人生に悔いはなし、万歳”と叫んで死んでいきたいと思っている。