恐怖の面談

当院では私と従業員一人一人がそれぞれ言いたい事を言えるように3人~5人単位で今年の初め位から昼休みとか診療後に面談方式をとっている。
○月×日。
いよいよ残された6人の面談が四之宮であり、ベテランのママさんが多い面談…というより飲み会となってしまった。
宴もたけなわとなり、そのうちの誰かが、その日夫と喧嘩してきたとかで、「私、死んだら、主人と一緒のお墓に入りたくない!」とか言い出した。
随分と過激は事を言うものだと思っていたら、その他の4~5人も口ぐちに同じ事を言い始めた。
「結局、四之宮医院で一緒に旦那さんとお墓に入っていいと思っているのは誰々よ?」
と言ったら、一人しかいないとの事。
その一人の良妻賢母そのものの横顔を思い浮かべていて、やっと救われる思いがした。
しかし、何とゆう恐ろしい女の怨念か…
「朝、起きた時、いっつも今日死んでくれたら嬉しいと思う!」と言う発言に皆で相づちをうつに至っていて、すっかりおじけづいてしまった私。
「でも、私達、らいおん歯科の事を主人より愛しています!!」との事。
らいおん歯科が理事長でなくてよかった…。
「それって少し間違った愛情過多なんじゃないの?」という声もシュプレッヒコールに
かき消され、今度はご主人達でも集めて懇談会ならぬ慰労会をやりたい気分になり、
トボトボと帰路についた。