本日の新聞折込みを見て驚いた。
ミニ・ホットプレート９００円！安い！
・・・デフレ社会とはいえ、これでは作っている人が可哀想だ。
ところで「ニトリ」が数少ない、札幌発祥の企業である事は皆さまご存知だろうか。
小生「ニトリ」には多少の思い出があります。
大学２年の時、北大のワンダーフォーゲル部に在籍していて
体力不足と資金稼ぎを目的として「ニトリ工務店」で土方のバイトをしていて
そこの社長に気に入られ、夏休み中働いたことがありました。
当初１４～１５人いたバイトが、次から次へクビになり
最後は２～３人になっていた。
社長は現場を２～３箇所受け持っていて相当景気が良かったが
我々の仕事の様子を厳密に見ている様子はなかった。
しかし、確実にさぼっている者からクビにしていった。
よく さぼっている人間を識別出来るものだと感心して質問したら
「オレの背中には目があるんだ」
と言っていた。
夏休みも終わりに近付き最終日になった時
「北２４条のニトリ家具店を知っているか」と聞かれたので
私は即座に「知っています」と答え、「ご親戚ですか？」と質問したところ
少し間をおいて「甥がやっているんだ」と答え、
嬉しそうな寂しそうな顔が印象的だった。
その微妙な間が、長い間私の脳裏に残っていた。
後年ニトリ家具店は発展し、日本・・いや世界のニトリになっていった。
昨年、週刊誌でニトリの社長さんの生い立ちがのっていたが
自分父親の工務店の仕事を継ぎたくなくて、抵抗したとの談話が載っていた。
私は私なりにあの寂しげな、嬉しげな顔の謎が３０年ぶりに解決した。
ふと思い出に浸る一瞬でした。
