AIの時代

紅白歌合戦の美空ひばりのAIは賛否両論となっている。
NHKは何回も試行錯誤をしてあそこまでこぎつけた。美空ひばりと同じ横浜出身者として、崇拝に近いものを持っている私としては感極まるものがあった。

S47年入学した北大歯学部の同級生40人のうち5人が他界してしまっている。5人のうち2人は1週間のうちに必ず1回は連絡をとっていた親友であった。
時には大ゲンカもしたが何でも隠さずに話が出来た刎頚の友であるが、現在は夢の中でしか会話ができない。
今であれば、老後はどうしているか。子供たちとの付き合いはどうなって、今後どうやって引き継ぐのかなど話がしたいが、叶わぬ夢となってしまった。
これから何年か後にはいろいろな資料をコンピューターに入れ込んで、死後にそのAIと話ができるようになるのではないかと思っている。
現実に美空の息子である加藤氏は涙ながらに美空の歌を聴いていた。
AIでもいいから、亡き友と逢って話をしたいと思う今日この頃である。