手広のSさんの結婚

手広のSさんが長い春に終止符をうち、ついに結婚する運びとなった。手広は祝賀ムードでいっぱいだ。
手広に電話をして式の段取りの打ち合わせをした後、最近開業の相談を受けている○○林間のあたりの様子を聞いてみた。
「○○林間に行ったことあるか?どんなところなのかな?」
とぃうと、若干の間があって、15年もの付き合いより嫌な予感がすると、
「あります、あります。1回だけ行きました。」
「どんなところだった?」
「でも、1回だけだけど、結構賑やかな所だったと思います。」
「何の用事で行ったの?」
「あの……。銀だこが急に食べたくなり、ネットで調べて○○林間に
あると知って行きました。」
「………。
Sさんは相変わらず、そういう風に食べ物を中心に生活を送っているんだな。この食いしん坊め」
15年経っても、全く彼女のペースは変わらない。
たとえ北朝鮮やイランで戦争が起きても、結婚しても、子供が出来ても、彼女は彼女なのだと改めて思った。

ひとまず、Sさん結婚おめでとう。