エリザベス女王とローマの休日

映画「ローマの休日」を必ず1年に1度は観るようになってからどれだけ経っただろうか。
主演陣のオードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペックは
素晴らしい演技を見せてくれるのだが、なぜか涙が必ず出てしまう。

いつの日からか主人公のアン王女を、エリザベス女王と重ねるようになった。
実際は、エリザベス女王は大恋愛のうちに結ばれたので、
妹のマーガレット王女がモデルと言われている。

オードリー扮するアン王女が、グレゴリー扮する新聞記者との一時の恋を忘れ、
毅然とした態度で王室としての使命を果そうとする最後のシーンが重なり、
女王自身もそういう気持ちになる時が多かったのではないか。

エリザベス女王の即位は、私の生まれる1年前の昭和27年である。
以来70年間、強い責任感と笑顔で国をまとめ、
日本との仲も皇室を通してうまくまとめてくれていた。

女王陛下、お疲れ様でした。
そして世界平和の為に尽くして頂き、ありがとうございました。
ゆっくりフィリップ殿下とともにお休みください。