~You やっちゃいなよ~ (若者の保守化について)

今回の参議院選挙序盤での『自民党が敗れるかも?!』の一報を、箱根の受付(20代)のKさんに言うと、「えーっ、本当ですか。」と言って、あきらかに「困る、じゃあ選挙に行こうかな。」という表情をしている。
それは、我々が20代の頃は考えられない感覚だった。   
当時は、若者が自民党へ投票に行くなどの発言は、余程特殊な人間でしかありえなく、皆、革新イコール善、保守は悪 が当たり前だと思っていた。
ほとんどの者は、人生の成功者はいい車に乗り、豪邸に住み、美人の奥さんと結婚して、というサクセスストーリーを描いていた。
最近、今年入ってきた研修医と話しをすると、車を持っていないのはもちろん、免許をも持っていない者が一般的となっていて、若者の保守化が著明になってきている。もちろん夜を徹して飲みまくり、つぶれるような事はしない。

昨今亡くなったジャニーズ事務所代表のジャニー喜多川さんは、
「You、やっちゃいなよ。」といって何事にも挑戦させる精神を鼓舞してタレントの背中を後押ししていたそうだ。
先日も飲み会で若手と話す機会があり、私が「今は絶好のチャンスだ。インプラントもインビザラインもマイクロも、5年必死で頑張れば何とかできるようになる、頑張れ。」と言うと、「ひとまずはインプラントからです。」と言って、堅実だが皆無理しようとしない。
20年程前の若手は、今より堅実さは無かったが、もっと野心があった。言われた事に消化不良を起こしつつも、私の言う通り実行し、今ではそれぞれ各地で開業して成功を収めている。
現代の若者は、より堅実だが迫力を感じない。本当に安全策で、
自民党に投票するような者が多い。(自民党が悪いとは言っていないが…。)

ジャニー喜多川は、死してどんなにか皆から愛されて尊敬されていたかが、連日報道されている。
ジャニーさんの足元にも及ばないが、私も、「You、やっちゃいなよ。」と言って皆を鼓舞していきたいと思っている。