おだちゃん

暑い暑い。
上海のデンタルショーに行く予定が連日40°の猛暑との事で取りやめにして、今年のお盆は家でくつろぐ事とした。
韓流映画もさすがに毎日見ていると、見飽きてしまい、例のごとく、イタズラ心がわいてきて、TELをかけてイタズラをする事にした。
鎌倉院のSさんにTELをすると、Fさんが出てきて、Sさんは隣にいるという。
「Sさんに、今日午前中、小田原の海で水遊びしていたか聞いてくれ」と伝言してくれと言った。
当り前のように「行っていませんと言っています。」とFさん。
当り前だ。
「いや、行っていた。テレビに出ていたのを見たぞ」と言うと、
俄然反応してきた。「テレビなんか出てません」
「小田原にオダちゃんが出現したと言っていた。オダちゃんと言うから、てっきりSさんかと思ったよ」
とつまらぬジョークを飛ばす。
「なぁんだ」と言ってFさんと隣にいるとおぼしきSさんが大笑いする。
そして「平塚に来たら、私も見に行きます」とのこと。
さすがに人間が出来ていて、怒らない。ベテランらしい余裕の反応で、想像した通りの結果になった。
調子に乗り、反応してきそうな、秦野院の新人MさんにTELをする。
Mさんが電話口に出てきて、まず先制パンチを浴びせる。
「どこをうろついていたんだ。電話に出るまでに時間がかかったぞ」
「すみません。トイレに行っていました」
「ところで今日の朝、小田原の海で泳いでいたか」
「?」
「私、そんなところで泳いでいません。カナヅチですから」
ジョークの分からない奴だ。こうなったらストレートにいく。
「オダちゃんって、Mさんの事じゃないの」
「私、あざらしじゃありません(笑いなし)」
かのように、やはりジョークのかわし方にも年期が違うものだ。
変な事に感心しているうちに、世界陸上が始まり、本当はモスクワに行ってみるつもりが、上海になり、そしてそれも中止にして、こうやってひっくりかえって、つまらぬTELをしている自分のエネルギーの低下に腹が立ってくる一日でありました。