年末におもう「I proud of you」

まもなく激動の年、平成23年が幕を閉じ、新しい年平成24年がやってきます。
3月の大震災から始まって、それに続く計画停電と、年初には思いもよらない展開となり、従業員の皆さんもそれぞれに思い入れの深い年であったと思います。
我が法人も10月、湘南台医院開院・12月の四之宮医院10周年記念パーティ・同日の戸塚の新規指導と慌ただしい年末でしたが、全体に皆様、よく頑張って頂けたと思います。
今年、初めての試みとして市島賞、泰晴会賞、新人賞、フレンドシップ賞の授与がありました。それぞれ伯川芳子さん、亀田志津子さん、上鵜瀬栄美さん、志村麻衣さんが獲得されました。
私が今年一番感激した言葉は「 I am proud of you 」(私はあなたたちを誇りに思う)があります。
これは女子サッカーワールドカップの決勝戦でアメリカと接戦のすえ、優勝
した時、アメリカの主将のワンバックさんが澤 穂希さんに駆け寄ってきて
投げかけた言葉です。
澤さんはその時、試合では勝ったけれど、心では負けたと思ったそうです。
何かを極める人はどこかが違うというふうに思いました。
前述の4人の人達は本当に必死で医院の為、皆の為、家族の為に奮闘して下さいました。(もちろん、他の大多数の方々も思いは同じだったと思いますが…)
年末にとった皆のアンケートを見ても4人に対しての「 I am proud of you 」の気持ちがあふれていました。(私もです。)
そしてまた、もう一つ印象に残ったのはブータンの国王ワンチュクさんの
被災地の子供達にむけられた「あなたの心の中に龍はいますか?」という言葉です。
日本はバブルから安定成長を迎え、その後、長い不況にあえいでおり、年々
「心」が失われつつあると思っています。
来年は辰年です。
「心の中の龍を育てる」そういう気持ちで来年を過ごして頂きたいと思っています。
 平成23年12月26日 理事長 市島晴司