ピースとハイライト

私の韓国語の先生のアン・ヨンジュンさんと、大船の焼肉屋”新羅亭”で新年の焼肉パーティーを手広のスタッフを交えておこなった。
肉を焼いていると、炎が燃えさかった。
その時、氷をその中に放り込んで、ヨンジュン先生がぱっと火を消した。皆の歓声があがった。
私がタレをたっぷりつけて、食べようとすると、ヨンジュン先生が
「先生、いい肉はタレをつけてはダメですよ。塩で食べないとタレで肉本来の味が消えてしまいます」
「ナルホド」皆が納得いくような声をあげた。
KUWATAのピースとハイライトの一節が思い浮かんだ。
#助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても心開かない

焼肉を食べている間でも、こんなに”勉強”になることがあるのだ。

#色んな事情があるけどさ
 知ろうよ 互いのイイところ
#希望の苗を植えていこうよ
 地上に愛を育てようよ
#この素晴らしい地球に生まれ
悲しい過去も 愚かな行為も
人間は何故に忘れてしまう?

年末、百田尚樹の「永遠の0」を読み終えて、涙し、阿部首相の靖国公式参拝に怒りを覚えた。

#20世紀で懲りたはずでしょう?
 燻る火種が燃え上がるだけ

日韓両国でお互いを理解すれば、燃えさかる焼肉の火のように様々な事が、氷解すると思うのだが。