セミナーに出る。
オーラルフレイル（口の機能の虚弱化）の話が中心で、講師の先生が、
「先生達、“サザエさん”をテレビで見られたか、原作を読んだかされてますよね」
「サザエさんのお父さんの波平さんはいくつだと思いますか」との問いかけをされてきた。
「70歳位じゃないかな」と思ったらびっくりで、なんと波平さん54歳、フネさん52歳、サザエさん24歳との事。
この原作が始まったのが昭和26年だそうで、その時は54歳でもあれほど老けていたのだろうかと思う。
ちなみにHIROMI GOは61歳である。
我々が子供の頃、70歳というともうよぼよぼのおじいさん、おばあさんという感じだが、今の70歳は若い。加山雄三は80代になろうとして、あの若さだ。
それでは何でそのような現象が起きているのであろうか。
1つには、口腔内環境に原因があると思われる。
将棋のひふみん先生のような例外はあるが、口腔内の状態が劣悪だと人間はどっと老け込む。
昭和26年当時と比較して現代では歯科医学は格段の進歩を遂げた。
歯がなくなったならば、余程の例外以外はインプラントで健康な時とほぼ同じような状態を取り戻せる。
2015年度から歯科医師会はオーラルフレイルという問題を8020運動と共に取り組み始めた。
老化は足腰からと言われているが、足腰を鍛えるにも正常な食事・摂食が当然必要になり、口腔内が万全という状態が老化を防ぐという考えだ。
女性が嫌がる顔のシワやタルミも歯を早期に失う事からおきる事が多い。
とにかく歯を失ったら歯医者に行き、万全の状態（上14本下14本の状態）に戻す事が必須である。
いくらウォーキングをしたり、ジムに通っても歯を欠損の状態で放置したら、オーラルフレイル化がおき、摂食障害を起こし、どんどん老化して老人性顔貌に変化していく。
思い立ったが吉日。
さっそくお近くの歯科医院に相談して下さい。
（馬鹿な事ばかり書いていないでたまには歯科に関する事を書けと多くの方々のアドバイスにより書きました。おもしろかったですか？）
