入試のシーズンによせて

2月3月は、国試をはじめとする、入学・卒業試験のシーズンである。
家族で、まさしくこの“関門”にぶつかっている人も多いだろう。
試験には悲喜こもごもが、つきものである。
かつて私も大学入試に失敗し、予備校の入試にも落ちて
「予備校も通らないとは情けない。たるんでいる。」と父親に激高された事があった。
しかし、順調に何事も通過する事が、人間を大成させるとは限らない。
自分でもこういう失敗がなかったら、もっと鼻持ちならない人間になっていたのではないかと思っている。
ある人の経歴をご覧入れよう。
その人物とは。

■ 22歳で事業に失敗する。
■ 23歳で州議会議員選挙に落選する。   
■ 25歳で再度事業に失敗。
■ 26歳で恋人の死に直面する。    
■ 27歳で神経の病をわずらう。
■ 34歳から5年に3度、下院議員選挙に落選する。
■ 46歳で上院議員の落選。
■ 47歳で副大統領になろうとするが失敗する。
■ 49歳で上院議員選挙に落選。
■ 51歳でアメリカ合衆国大統領となる。

この人物の名は、アブラハム・リンカーンである。

もし家族で入試などに失敗している者がいれは、こうやって慰めてほしい。
あの奴隷解放をなしとげたアブラハム・リンカーンですら、このような失敗を重ねて、
最終的にはアメリカ憲制史上最も高名な大統領になったのだと。

〜らいおんニュースより〜