雪の日に考える

130121a.jpg
爆弾低気圧とかで、東京に大雪が襲ってきた。
当方、久々のお休みで、のんびりと近所のプールで泳いでいると、
例の鎌倉の受付のSさんからTELがあり、「先生、こちらは大雪ですけど、大丈夫ですか?」との事。
小田原、箱根地区は大雨で安心していたが、あちらこちらの医院にTELをかけてみると
戸塚は大雪、秦野は雨、山北雨、箱根雨、湘南台大雪、平塚雨のち小雪との事であった。
前回の台風の時、帰宅が午前3時になったスタッフもいて、大いに反省した事もあり、
今回は早々と遠距離通勤のスタッフへ、ホテルに宿泊する手はずを取るように指示を出した。
午後3時ごろ、戸塚、湘南台、鎌倉の医院にTELして、
ホテルがとれたかどうか聞くと、どこもとっていない様子…
4時ごろ、三たびTELをするとホテルはどこも満杯との様子だが、
どうもホテルがとれないのではなくて、泊まりたくないというのが、実状のような気がしてきた。
そこで、鎌倉のSさんに再びTELすると、
私「ホテル、とれないんじゃなくて、泊まりたくないんじゃないの…
東海道線が止まって帰れなくなっても知らないぞ」
S「女の子はお化粧とかあるから…」
私「お化粧してたのか…」
S「…………」
さすがに、この言い方はひどいと思い、
私「Sさんは、お化粧しないでも、充分きれいだと思うから言ったわけ。そういう意味だよ」
と言うと、機嫌を取り直して
S「先生、女っていうのは、結構大変なんですよ。先生の思うほど簡単なものではありません」
との事。そういえば、大学病院に私が勤務している時のこと。
すっぴんで現れた女医さんがいて、みんな誰だか解らず、
新入医局員が入ったのかと騒いだ輩がいた事を思い出した。
結局、雪は小降りになり、一時止まっていた東海道線が再開され、
遠距離通勤者はそれとばかりに帰って、皆、事故を起こすこともなくことなきを得て、
翌日からはスムーズに診療が進行した。
翌日、ホテルに宿泊したくない女性心理はいかがなものかと三たび鎌倉医院にかけると、
今度は受付のFさんが電話に出てきたので、
「何で皆、女性はホテルに泊まりたがらないか」と改めて問いただすと、
Fさんは何を思ったか
「先生、そういえば、Sさんがパンツを取り替えられないから、
気持ちが悪いから泊まりたくないって言ってました」と言った。
私「なに……デカパンか」
F「先生、そういうのってセクハラですよ、セクハラ」
私「何を言っているんだ。お前こそセクハラ誘発罪だぞ。
今度から、雪が降ったら、化粧品とパンツの替えを持ってくるようにSに言っておけ」
F「…………」
新年早々、低レベルの会話だ。
年末は100名を超える大忘年会や、ニューヨーク行きなど、ブログネタはつきないはずだったが、
結局また鎌倉のSさんネタで始まってしまった。ごめんね、Sさん。
でも、あんまりおもしろいので、ついつい書いてしまいます。
そんなわけでみなさん、改めて
明けましておめでとうございます。
新年もよろしくお願いしますのこころだ。
(昨年亡くなった小沢昭一調で)