「先生お話があります」は、理事長や院長たちが一番嫌う言葉だ。
良い事はおそらく1割。悪い事が9割だろう。
16号医院の期待の2年目衛生士Aさんから問いかけがあった。
彼女は自他ともに認めるイケジョ(イケメンの女版)で、いつかこの日が来ると思っていた。
「彼氏が転勤になって、一緒に住みたいので4月15日付で退職したいのですけれど」
にっこり微笑みながら、どぎつい事を言う。
衛生士不足である。
衛生士が足りている、余っているという話はここ5年くらい聞いたことがない。
衛生士というのは不思議な職種で、ここのところ、需給のあまりにも激しい変化で(もちろん売り手市場)、賃金は上がる一方において、神奈川県のある衛生士学校などは、定員70名で17名しか充足していない。
このアンバランスは一体どうしたことか。
その少ない卒業生を歯科医院が奪い合うので、足りないというレベルをこえていて、金の卵どころか砂漠の中のダイヤモンドという状態になっている。
給料も来年あたりは、新卒のドクターと並ぶのではないかと思う勢いだ。
先日、鎌倉の100歳になる叔母が骨折して、徳洲会の湘南鎌倉病院に入院し、お見舞いに行くと、若いイケメンの男子がきびきびと働いている。
「男の看護士さん、多いですね」と聞くと、24時間体制なのでどうしてもそうなりますね、との事。
イケメンなので、叔母も少しうれしそうである。
これからはこれだな、とひらめいた。
来ない来ないと悩んでいるよりも、男がイケジョに喜ぶように、女はイケメンを喜ぶ。
昼などは、女子(やや年配の方が多いが)が多いので、感じが良く、やさしく気配りができ、しかもイケメンであれば評判をよぶし、これから衛生士のやるべき事は、高齢化社会を迎えてますます増えてきている。
現在、衛生士学校において一学年多くて3人しか男子はいない様だ。
男子を募集していない衛生士学校もある。
そんなこんなで、当院では男子を少なくとも3名は募集して、学費はとりあえず当院負担にして卒業後支払ってもらうようにしようと思っている。
もちろん長期で勤務してもらう場合は減免処置も考えている。
我こそはと思う方、また我が息子をどうかと思う方は、下記に連絡してほしい。
箱根事務局 採用担当 郡山 0460-83-8625