箱根の動物

今日もニホンジカと思われる鳴き声が、夕方そして早朝に箱根の我が家と診療所に響き渡っている。北大のワンゲル部に属していたころ、山を登ると夜、エゾシカの鳴き声がテントの中に響き渡っていた。
エゾシカは「キーン、キーン」という鳴き声で幻想的な感じがした。
箱根のニホンジカは「キーオ、キーオ」という鳴き声で微妙に違う。
皆の話を聞くと、鳴き声がやたらと聞こえはじめたのは今年からの様だ。
また、箱根は小田原と生態系が違うようなので、箱根独特の昆虫が多い。
昆虫図鑑や鳥図鑑を見て、どこの類に属するのかを調べるのが楽しみとなっている。

東日本大震災の前、診療所の横を流れる須雲川がやたらと水鳥でにぎわい、
一体どうなっているのだろうと思っていた時期があったが、今は見渡すと、水鳥は一羽か二羽くらいの寂しさである。
箱根ではハンターたちが高齢化した為、鹿やイノシシがやたら山の中に出没するという話もある。
いずれにしろ、地震などの不吉なできごとの前触れでないことを祈っている。