私やめちゃいますので(最近の衛生士事情)

久々に経営セミナーに行く。
さっそく話題になっていたのは、昨今の衛生士不足問題であった。
演者の先生の弁によると、一人の衛生士に対して求人が平均すると20倍あるそうで、衛生士の最近の口癖は
「ワタシ、辞めちゃおうかな」だそうだ。
それを防止するためには、年に2回くらい福利厚生にディズニーランドに行き、
3年に1回くらいはハワイに連れていくことです、と俄かに信じられないようなことをおっしゃる。
ドクターXの大門○○子流に言うと、
「ワタシ、イタシマセンというかデキマセン」というところか。
それでも、演者のあまりに激しい主張に心配になり、事務に頼んで勤続年数を調べてみると、
一番歴史のある平塚の四之宮医院の衛生士総勢9人で、平均9年7ケ月、助手は4人で9年、受付は6人で5年7ケ月という結果となった。
スタッフの面々を見ると、ここ2、3年会話をしていない者も多数いる。
事務に「やはり、俺が行かないのがいいのかな」とつぶやくと、
「私たちが行っていますので」との事。
そういえば、事務は年中何やら出動している。
朝9時になると電話が鳴り続けて、本来の仕事が出来なくなる程だ。
「私、退職させませんので」
と事務の決め台詞に思わず「御意」とばかりに最敬礼してしまいました。