コロナ禍のある日 飲食ばかりがなぜ悪い

久しぶりに所用があり、銀座に出かける。
タクシーに乗ると70歳代の運転手さんと見受けられたので、
「もうワクチンやりましたか?」と聞くと「いえ、まだですね」との答え。
私は「医療関係者はともかくとして、タクシーの運転手さん、飲食関係の人、高齢者施設で働いている人は優先接種すべき」と自説を言うと、その運転手さんは涙声になって、
「本当に我々も、銀座の飲食の人も大変です。お客さんのような人ばかり世の中にいれば」と言い、こちらもついついもらい涙した。
所用が終わり、昼食をとろうと老舗の焼肉屋に行くと、昼時なのに私の他に一組しかおらずガラガラ状態だった。
精算時に「大変ですね」と言うと「助けてください」との返事。
帰りの新幹線もガラガラ。
ワクチンも3月には医療関係者に摂取できるという話が遅れに遅れている。
アメリカではもうマスクを外している州もあるというのに、しっかりしてください、と菅さんに言いたくなる一日でした。