S駅前の歯科医院に用事があり、S駅で乗り降りしている手広のSさんに電話をして場所を特定しようとする。
「駅から2、3分のところだけれど、A歯科医院の場所解るかい?」
Sさんが解らなそうなので、
「いきなりステーキのところを曲がって下さい、と言われた」と言うと、俄然反応してきて、
「解りました、解りました。そこを曲がって行くと大戸屋があって、その先の焼き鳥屋のあたりかな。ヨガ教室に通う道なので解ります」
「9時までやっているB歯科医院があって、そこから2軒目との事だけど」
「………………」
この人は、場所を食べ物屋で特定するみたいだ。
どうも反応が鈍く、いきなりステーキの話をすると、
「ステーキは食べなかったけれどハンバーグを食べて、1500円もしたけれどおいしかったです。だけどライスは別料金です。ブツブツブツ」
話題を変えて、今度4月から新任となる北大から来る矯正ドクターの印象を聞くと、想像はしていたが、
「ああ、その先生、お土産に白い恋人を持ってきてくれた人だ。
おいしかったです」と、またまた食べ物の話に移行する。
「お土産の話をしているんじゃなく、どういう印象を持っているかと聞いているんだ。頭の中、8割位食べ物の事が入っているのか!!」
「すみません」と笑いながら言う。
安室奈美恵じゃないけれど、今年もこの人がユーアーマイヒロインin 2018ブログだと思った。