元気の秘訣

昨年、行方不明児を発見し、時の人となった尾畠春夫さんが、
今年も被災地でボランティア活動する様子を先日テレビで放送していた。

休憩しながら食事をする尾畠さんにリポーターが問いかけた。
「尾畠さん、元気の秘訣は何ですか?」
すると尾畠さん、
「元気の秘訣?美味しいものを食べない事。」と即答した。

その時食べていたものは、白米の上に梅干しを数個乗せ
それに水をかけたものだとか。

戦後、日本の食生活は豊かになり、平均寿命は伸び続けてきた。
その一方で、糖尿病や生活習慣病も近年増え続けている。
体に必要な栄養は摂るべきだが、糖分・塩分の多い美味しすぎる物の食べ過ぎは体に良くないという事だろう。
健康で長生き、それが一番良い。

私自身はというと、数年前から食事に気を付け、標準体重を維持するようにしている。
標準体重だとBMI(肥満度を表す指標)は22となり、統計的に最も病気になりにくいのだそう。
尾畠さんの言った一言、肝に銘じよう。

尾畠さんの事でもう一つ。
彼の歯は総入れ歯の様だが(以前テレビで外して見せていたので)、喋り方、外見からはそうだと感じさせない。
きっと技量に長けた歯科医と技工士によるものではないだろうか。
患者が口の中の事で悩む事なく生活できる様、自然な外観にする。
歯科医の仕事はこれだと思っている。

世の為、人の為に全力で頑張る尾畠さん。
気持ちは行動や態度で示すものと教えてくれている。
心から敬服いたします。

以上、湘南台医院からでした。
ではまた。