スポーツと歯

正しい噛み合わせで噛む事は普段の生活でも大切ですが、スポーツにおいても重要な役割を担っていると言われています。

先日まで行われていたラグビーW杯日本戦。我が息子も小学4年生ながらにラグビープレイヤーであるので、テレビに釘付けになってプレーひとつひとつに夢中になりながら観戦していました。
応援しているこちらもスクラムをしている選手を見ながら、「いけー!」と食いしばりをして身体に力が入っていましたが、選手のスクラムの時の力は「火事場の馬鹿力」と言われるものをさらに超えたものだろう。
その時の食いしばり、咬んでいる力とはどの位なんだろうか?

スポーツ選手にとっての歯の重要性はもちろん、試合中に歯が痛くなったら、噛み合わせが悪くて噛みしめる事ができなかったら・・・パワーを出すどころではない。

気になって調べてみたところ
・「身体のバランスの悪い選手は決して一定レベル以上は成長しない」
・「きちんと噛める人は筋力が入る為全身の防御反応が正しく動く」
・「しっかり噛めない人は衝撃をダメージとして受けやすい」
・「咬む力が高まるにつれて血流が増えて脳の活動量も上がる」

などなど…スポーツと噛む事の重要な関係性が出てくる出てくる。

以前医院に東海大学のラグビー部の選手が、歯が折れてしまったと急患で来院してきた事があった。
その選手はたまたまマウスガードを忘れて練習に参加したそうだ。

タックル

今回のW杯でも、各国の選手達のマウスガードが国旗のカラーだったりと、個性が色々とあったが、もちろん外傷予防の為には一番必要なものだろうが、マウスガードをつける事によって頭頂部や側頭部にかかる衝撃が減少し、つけて噛む事により首周りの筋肉の活動が上がるそうです。
まずはW杯の熱が冷めないうちに我が息子の歯磨き習慣を見直させ、是非将来の日本代表を目指してもらおうと…大きな夢を見ていたいと思った母でした。