第111回国試について

2月3日、4日に第111回歯科医師国試が行なわれた。
この問題を解ける能力と、歯科医師になれる能力と、どう相関関係を付けたら良いのだろうか。
この問題を現役の歯科医師で解ける者が、どれほどいるのだろう。

理事長ブログカット
※日本歯科新聞 2/20号より

歯科医師過剰問題の厚労省・文科省の長年の失敗を、今の歯学部生に押しつけるのは、あまりにもむごいと思う。
国試予備校の関係者に言わせると、2浪以上の大多数の生徒が、心療内科か精神科に通院しているとの事。一方、医療法人のほとんどがドクター不足を訴えている。
60%落とそうという国の意図は、歯科医師過剰問題だろうけれど、国試60%対策を続けていくと、今に歯科医師を志望する者が激減すると思われる。
今の国試制度を、抜本的に改革する時期がきていると思う。