半分青いを考える

箱根医院の受付のAさんが、ヘルプで箱根に来ていた衛生士のBさんから、「理事長はNHKの朝ドラ“半分青い”を気に入ると思うから、見るように言ってよ」とことづけられたとの事で、NHKオンデマンドでそれを見始めると、これがおもしろく毎日必ず見るようになってしまった。
半分青いというのは、どういう意味かというと、主人公にれのすずめは左耳が全く聞こえなくなってしまったことからきているようで、それを全く気にせずはねっかえして明るく楽しく生きている事の表現ではないかと思い始めた。
何回も見ていると、よく泣くところのしぐさや、しゃべり方が山北のC衛生士に似ている事に気づき、Cさんに「すずめちゃん」と言うと、また私をからかうのかいという顔をして、
「理事長、その“すずめちゃん”とは何ですか」と言うので、是非半分青いを見よと言ったが関心を示さず、「現段階で3回ふられてもめげずに生きている漫画家志望の女の子の話だ」と言うと3回ふられたというところにビビビッときたようで、見てみるとの事であった。(3回ふられたのかもしれない)
“半分青い”を見るように勧めてくれたBさんによると1週間のうち3回は泣いているんですとの事だが、私はそれ程ではないが、それでもぐっとくる事が多い。
すずめちゃんは昭和46年生まれという想定だが、やはりこれ位の年齢の手広のDさんに聞くと年代感が「どんぴしゃ」で、ドラマに出てくる歌謡曲や祖父役の中村雅俊のギター伴奏の歌など、青春当時を思い出している様だ。
漫画の師匠豊川悦司扮する秋風羽織が出なくなって1週間経つが“秋風ロス”という言葉まで出てきて、今やここ5、6年では最高の盛り上がりを示す朝ドラとなっている。
次から次へと登場する個性的な役者に圧倒される。
脚本家の北川悦吏子は大したものだと考えている。
すずめが離婚するという結末が噂されているが、なんとかハッピーエンドで終わって欲しいという切実な願いをもっている。