ロサンゼルスにて

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このスナップは先年UCLAのインプラントセミナーを受講して
ロサンゼルスに行った時のものだ。
日本一のインプラントジストの菅井先生(左)と世界一のインプラントジストMoy教授(右)に挟まれた○○インプラントジスト(?)の小生である。
ロサンゼルスには我が祖母ハナが40年間も住んでいて、どんな所に住んでいるのか
というのも興味の1つであったが、今でもちゃんと移民局というのがリトルトーキョーの中にあり、
最初にアメリカに住み始めた年から、住居地・住民までが記録されているのには驚いた。
UCLAには審美とインプラントOPEの見学を目的として行った。
順調にカリキュラムが進行し補綴科の教授が現れて(ビートルズのポールマッカートニーにそっくりだ)
日系の助教授は「ハタノ先生」と紹介された。
ガッチリとした体格であまりにもカッコイイので、俳優にでもなれる人だなァと思いつつ、
「アっ!」と声を出しそうになった。
ひょっとして松田聖子の別れた夫のあのハタノDr.か・・・!!
ハタノDr.は昭和大の卒業生で、彼の先輩から私に紹介され、ひょっとしたら
私のところで就職したかもしれなかった。
私が昭和大にいた関係で彼が私の所に就職をする予定だったが、待遇面で折り合いがつかず秦野で開業した先生に彼を紹介した。
「秦野でDr.HATANOならちょうどいいだろう」と私がくだらないシャレを言って名前を覚えていた。
結局、その秦野のドクターとも折り合いがつかなかったが、彼の礼儀正しさ・言葉遣いの丁寧さには脱帽した。
最近の若者の中では出色のドクターであった。
その後彼は世田谷の開業医で松田聖子と知り合い、「ビビビ!と感じました」という流行語までもたらした。
彼が私のところに来ていたら、果たして松田聖子とめぐりあったのだろうか。
人の運命というものはそういうものだ。
気がついて声をかけようとした時には、彼は壇上からすばやく去って行った。
UCLAのセミナーでは色々な事に触発されて、色々と臨床に役立っている事が多い。
しかしながら、真っ先にこういう事を思い出してしまうのは、私の凡人たる所以であると思う。